2019年11月21日

安倍首相の腰巾着

 2020年度から実施が予定されている「大学入学共通テスト」をめぐって、中高生でつくる「大学入学共通テストから学生を守る会」が2019年11月19日、記述式問題の中止を求める「緊急声明」を発表した。

採点の公平性に懸念

 大学入学共通テストは、現行のセンター試験に代わって来年度から始まる入試制度で、現在の高校2年生から適用される。
 当初の計画では、英語科目で、英検やTOEFLなどの民間試験が活用される予定だったが、受験生が住んでいる地域や家庭の経済力による「教育格差」を助長すると批判を浴び、導入が延期された。
 一方、国語や数学で導入される「記述式問題」も、採点の公平性や正確性が担保できないと懸念する声があがっている。

「高校生からの緊急声明」

「大学入学共通テストから学生を守る会」は10月25日、都内の高校に通う男子高校生2人が立ち上げ、全国の中高生約40人が参加している。
 共通テストの中止を求める署名活動を始め、11月4日までに寄せられた4万2千筆を文科省へ提出。
 10万人を目指して、現在も活動を続けている。

 11月19日に発表した「高校生からの緊急声明」では、記述式問題の問題点をこのように列挙している。

・ 一律の基準での採点が極めて難しく、採点の質が担保されない
・ 受験生による自己採点が極めて難しく、志望校選びが困難になる
・ そもそも全国統一の一次試験に導入するものとして不適切

 すでに入試まで約1年前に迫っているため、少なくとも2020年度での導入は延期するべきだと訴えている。

「受験に人生を賭ける思いで」

 特に、採点の公平性と正確性の問題については、1万人規模とされる採点者が同じ判断基準を共有して、受験生50万人の記述回答を正確に採点することは、極めて困難だと主張。
 また、採点者の中にはアルバイトの大学院生なども含まれる予定だという報道も踏まえ、採点者の適正にも不安があるとして、こう訴えている。
 私たち高校生は、人生をかけて1枚の答案を仕上げます。
 たった1点で大学に落ちることもあります。
 一問一問に必死で取り組みます。

 その、私たちの人生をかけた答案を、能力が担保されていない人が、公平かどうかも分からないような基準で、不透明なまま「採点」することに怒りを覚えざるを得ません。

 同会によると、文部科学省の担当者は声明を受け取った際、「しっかり読ませていただきます」「記述式に問題点が存在することは認識しています」と回答したという。
 代表の男子高校生は「これから改善します、解決策を検討しますというのではもう遅い。すでに入試は1年後に迫っており、すでにタイムリミットは来ている。まずは2020年度での導入は即刻延期して、それからじっくり考え直せばいいと思っています」と訴えた。

 声明の全文はこちら(https://twitter.com/protest_test/status/1196720682207342594)から(*)。


Buzzfeed、2019/11/19 20:23
高校生が発表した“緊急声明”に書かれていたこと
「受験生は1枚の答案に人生を賭けている」
2020年度から実施が予定されている「大学入学共通テスト」。その最初の受験生となる高校生たちが、記述式問題の中止を求める緊急声明を発表した。

(伊吹早織 BuzzFeed News Reporter)
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/protest-kyotsutest-2

(*)
https://drive.google.com/file/d/1H6cwTPywyjBZVByOqo2oabmPyvgfuASt/view

 おととし2018年、「大学入学共通テスト」の課題を探る「プレテスト」が行われた際、採点を委託された業者が、みずから採点業者であることをうたって、自社の模試などを宣伝する資料を、高校の教諭に配布していたことがわかり、萩生田文部科学大臣は厳重に抗議する考えを示しました。
 再来年2021年1月から始まる「大学入学共通テスト」で、初めて導入される記述式問題の採点は、ベネッセ(*)の関連会社に委託されることになっていて、ベネッセはおととし文部科学省が行った「プレテスト」の記述式問題の採点関連業務も担当しました。

 2019年11月20日の衆議院文部科学委員会で、国民民主党の城井崇議員は、ベネッセが、その当時行った首都圏の高校の教諭向けの研究会で、みずから採点業者であることをうたって、自社の模試などを宣伝する資料を配布していたと指摘しました。

 これについて、萩生田文部科学大臣は「ベネッセに確認したところ、資料の配付は事実であることが確認できた。学校現場に、このような資料を配付することは、記述式問題の採点業務の中立性、信頼性に疑念を招くものであり厳重に抗議し、是正を促していきいたい」と述べました。


NHK、2019年11月20日 19時36分
文科相 「大学入学共通テスト」採点の委託業者に厳重抗議へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191120/k10012184521000.html

(*)
ヤッホーくんのこのブログ、2019年11月09日付け日記「深まるばかりのこの国の病理」をお読みください。

「萩生田? もちろん覚えてますよ、怖い人だったから。“中ラン” と “ズンドウ” 姿で、よく喧嘩してましたね。陸上部にいましたが、すぐ退部して “帰宅部” になっていました」

 そう語るのは、萩生田光一文部科学大臣(56)の、早稲田実業高校時代の同級生だ。

 萩生田文科相といえば、大学入学共通テストの英語試験に、TOEFLなどの民間試験を導入するに際して、不公平を懸念する声に「自分の身の丈に合わせて、頑張ってもらえれば」と発言して大炎上。
 全国の受験生の怒りを買い、国会で野党の集中砲火を浴びた張本人である。

 下の写真は、カメラにガンを飛ばす「3年A組の萩生田くん」だ。
 “剃り” まで入ったリーゼントは、番長そのもの。
 同校の先輩は、こう振り返る。

「他校生にやられた後輩の仕返しとか、“大義” がある喧嘩しかしなかった。
 自分から仕掛けることはなかったな。
 挨拶もしっかりするし、言葉遣いも丁寧。
 先輩に目をつけられるタイプではなく、むしろかわいがられてたね。
 たしか、卒業パーティのパーティ券を売りさばいていたことと、他校との乱闘で2度、停学処分を食らっていた」

『ビー・バップ・ハイスクール』を地でいく、“人情派” 番長が、なぜ政治の道を志したのだろうか。
 前出の同級生は、こんなエピソードを明かす。

「授業で先生が、『自宅が “ボットントイレ” の生徒はいるか』と聞いたとき、手を挙げたのは萩生田だけ。
 相当ショックを受けたらしく、『俺が大人になったら、八王子の家は全部水洗トイレにする!』って宣言したんです。
 本人によれば、それが政治を志すきっかけになったそうですよ」

 早実から1浪して、明治大学商学部に入学。
 大学を卒業した萩生田氏は、まずは八王子市議の秘書として、政治活動を開始する。
 当時を知る八王子市政関係者は、こう語る。

「彼は学生のころに、八王子のベテラン女性市議の事務所に入りました。
 萩生田さんは、『ラーメンはデザートですよ!』なんて言いながら、市議の目の前でたくさん食べる。
『母性本能をくすぐるのがうまい人だな』と思ったものです」

 その後、萩生田氏は、27歳で八王子市議選に出馬し、当時では全国で最年少の市議に。
 そのころに出会ったのが、安倍晋三首相(65)だった。

「2人は、拉致問題の運動を通じて知り合った。
 萩生田が2001年に都議選に打って出たとき、安倍さんは頼まれてもいないのに、萩生田の応援に来た。
 萩生田は、それをとても恩義に感じて、忠誠を誓うようになった」
(ベテラン秘書)

 “叩き上げ” の萩生田氏は、世襲や官僚出身者が多い安倍首相の側近のなかで、「異例の厚遇を受けてきた存在」だという。
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、こう指摘する。

「ほかに側近議員とされる、世耕弘成参院幹事長や西村康稔経済再生相と違い、萩生田氏は理屈をこねるより黙って行動するタイプです。
 安倍首相にとっては、使い勝手がいいんでしょう。
 同郷でもなく、世代も違うのに、官房副長官などの要職に据えられてきたのは、異色な存在といえます」

「加計学園問題」では、黙って忖度したことが、裏目に出た。

「岡山理科大学の獣医学部新設を、文科省や内閣府に働きかけたという『萩生田メモ』が、安倍首相の考えを代弁したようなものだとして批判を集めた。
 また、萩生田氏が落選中に、加計学園グループの千葉科学大学の名誉客員教授を務めていたことも、火に油を注ぐことになった」
(政治部デスク)

 萩生田氏の “腰巾着” ぶりの評判は、当然芳しくない。

「何かにつけて、『総理がこう言っている』と、居丈高に指示を飛ばす。
 毎朝、総理から電話がかかってくるのを、自慢していましたね。
『機種変更するときに、数年ぶんの着信履歴を移行して保存した』と誇らしげでした」
(自民党中堅議員)

 二階俊博幹事長、菅義偉官房長官といった政権の重鎮からの不興も聞こえてくる。

「2017年に総理は、『二階さんのお目付役』として、萩生田を幹事長代行につけた。
 二階さんは、『あいつは、小便にもついてくる』とボヤいていました。
 菅さんも、放言の尻ぬぐいに呆れていて、いまでは閣議で目も合わさない」
(自民党幹部)

 主君に忠誠を尽くすあまり、周囲が見えないのか。
 前出の同級生は、悲しそうに語る。

「萩生田はいじめを見つけるたび、いじめっ子をやっつけていた。
 正義感の強い男だったんです。
 彼に救われた奴は多かったんですがね……」

 心優しき番長は、いつしか姿を変えていた。
 己の「身の丈」を打ち破ろうと奮闘した若き日々を、忘れてしまったのか――。

※ 週刊FLASH 2019年11月26日号


SmartFLASH、2019.11.17 06:00
安倍首相の腰巾着「萩生田光一」のリーゼント番長時代
https://smart-flash.jp/sociopolitics/85958

posted by fom_club at 14:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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