2015年05月13日

映画「じんじん」

 昨夜、といいますか夕暮れどき、台風6号による影響で雨、風が強くなったら自転車に乗れないと思い、手にしっかり傘を握って歩いて「江東区古石場文化センター」(江東区古石場2-13-2 Tel 5620-0224)へ。
 山歩クラブの仲間の紹介で、5時半の開場で、映画『じんじん』の試写会があったのです。

『ミンボーの女』『恋するトマト』などの名バイプレイヤー、大地康雄が企画と主演を務-めた心温まるヒューマンドラマ。
 絵本の里として知られる北海道上川郡剣淵町をメインの-舞台に、最近希薄になりつつある人との出会いの素晴らしさや家族の絆を映し出す。
 佐藤-B作や中井貴恵、板尾創路や手塚理美らベテラン俳優たちが豪華共演。
 多くの時間を割き-丁寧に映画を作り上げるスローシネマという方式を取った、人の優しさや善良さに触れる-物語に心癒やされる。

http://www.cinematoday.jp/movie/T0017613
http://www.jinjin-movie.com
https://www.youtube.com/watch?v=vVtODsJNnaY

 胸に響くとっても良い映画でした。
 台風は四国沖で温帯低気圧になって北上していったとかで、試写会を終わってさすが雨脚が強いわとは思いましたがま、一瞬のスキを縫って傘をさして、無事に帰宅できました。
 山歩きを通して学んだことは、自然に抗ったり、自然を制したり御したりせず、自然とともにあることを学ぶ謙虚な生き方でしょうね。
 「自然とともに」と言えばイマ、あちらこちらで火山が噴火するのかしないのか、予測可能性が話題になっています:

 体に感じない地震も含め、気象庁が観測した火山性地震は5月10日には266回に達し、火山活動が活発化した4月26日以降で最多だったが、5月11日は午後4時現在で40回。地下のマグマなどの活動を示す低周波地震や火山性微動は観測されていない。
 また、国土地理院は11日、地球観測衛星のデータを解析した結果、大涌谷周辺で最大約8センチの隆起があったと発表した。

(2015年05月11日19時29分毎日新聞・久野華代「箱根山:震度1の地震観測、大涌谷周辺最大8センチの隆起」)
http://mainichi.jp/select/news/20150512k0000m040035000c.html

 宮城、山形県境の蔵王山(蔵王連峰、1841メートル)は、火口周辺警報(火口周辺危険)の発令から5月13日で1ヶ月となる。火山活動は今後、活発化するのか、それとも収束に向かうのか。ただでさえ予測困難な火山活動だが、蔵王山の場合、観測データの蓄積が極端に少なく、見極めは難しい。
 火山性の地震や微動を検出する地震計、爆発の有無を察知する空振計、地下のマグマや山体の変形を測る傾斜計と衛星測位システム、噴煙を確認する遠望カメラなどさまざまな機器で監視を続けている。
 ただ、仙台管区気象台がこれらの観測態勢を整えたのは2010年9月。まだ5年にも満たない…
 東北大地震・噴火予知研究観測センターの三浦哲教授(地球物理学)は
「蔵王山は1940年の前回噴火でも直前の地震活動データがない。どういう現象があれば噴火するかという予知は難しい」と指摘する。

(2015年5月13日水曜日河北新報「<蔵王山>観測データ蓄積少なく予測困難」)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150513_13025.html

 5月13日水曜日、今朝の新聞で「蔵王山」の記事を読んでふっと思ったヤッホー君、あれっ?!…
 ヤッホー君が昨日、記した「ビートルズトレイル」、その「日本野鳥の会」初代会長の中西悟堂(1895-1984)は…

 家族が、あすこ、ここと知り合いさきを物色するのを制して、疎開はぜんぜん未知のところがよいと、まるで当てずっぽうに東北本線に乗り、こころがよろしかろうと、いいかげんに村の農業会をたずね、会長さんに会って談じたうえで、一家おちついたのが山形県南村山郡本沢村(注1)。
 1945(昭和20)年6月であった。


 中西悟堂、49歳のとき。
 敗戦2ヶ月前のこと。
 蔵王山噴火から5年後のこと!中西悟堂は「蔵王登山」に出かけています。

  
熊野岳 かける大ワシ たちまちに
刈田の岳を さして消えゆく

…『中西悟堂名作集』(少年少女現代日本文学全集40、偕成社、1965年1月)238頁

 地蔵岳2首のなかのひとつ。
 
「その右のゆるい山の頭に、それ、建物がちっぴり見えますべ。あれが地蔵岳の測候所だす。その右の肩につづいて、すこしはしのみえるのが頂上の熊野岳す。三宝荒神の笹原をぬけて、まっすぐ山にとりつきなさりゃ、いやでもおうでも地蔵仏へ出いす。あとは測候所できいて熊野岳さいげばよがべし」と「山の家」のあるじが教えてくれた…
 測候所に立ちよると、意外にも独鈷沼の「山の家」からあらかじめ電話があったとて所員が出むかえてくれたのは親切な話。
 東北大の気象観測小屋の前を、石のゴロタがみちびくままに赤崩え(注2)の熊野岳に出る…

…同書240頁


(注1)『山びこ学校』の無着成恭さんは、1927年に山形県南村山郡本沢村(現山形市本沢)沢泉寺に誕生しています。ここで生の声を聴いてみましょう:

無着成恭さんの語り(1974年8月) 
https://www.youtube.com/watch?v=WOx4nrhqFoc

全国こども電話相談室・リアル! ゲスト無着成恭(2014年10月26日):
https://www.youtube.com/watch?v=wqTEUydLFMI

(注2)赤崩え(あかくえ):火山の噴出物が赤くくずれている状態。



posted by fom_club at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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