2015年05月02日

Abe, liar!

書評 孫崎 享著『戦後史の正体1945-2012』(創元社)
 著者孫崎享(まごさき・うける、1943〜)は東大法学部中退で外務省入省、国際情報局長、註イラン大使を経て2009年まで防衛大学校教授。元エリート外交官は現在は執筆、講演、ツィッター発信者として活躍している。
 対米従属路線の基礎は吉田茂が築いた。吉田は策を弄して鳩山一郎、石橋湛山らのライバル政治家を倒してマッカーサーのGHQ政治を支えた。東西冷戦の開始で、米国の最重要課題は、「米国が日本に対して望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を確保する」(ダレス)ことになった。これが日米安保の核心であり、対日講和は日米安保の従属物であった。これが日本の従属性を決定した法的基盤であり、現在も不動である。
 一方で、私はこの作品が結果として、「一国民の運命が一握りの政治指導者、外交指導者によって決定される」という前提で論じられていることに不満を感じる。指導者を選び、指導者を支える社会的な基盤、社会の諸階層の顔が見えない(注)。
 1945年8月を境に、日本の主人は天皇から米国へと変わった。奴隷の立場は変わったのか。変わらなかったのか。この難問は残されたままである。

(2012.08.16半澤健市、元金融機関勤務「テクノクラートによる《対米従属》史」)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-2080.html

 コールデンウイークをオサマ氏と過ごし、おじいちゃんの岸信介はできた大統領とのゴルフはできなかったようですが、あることないこと、日本国国家、日本国国民を軽視して約束してきたアホ氏、どっち向いてるの?と聞いてみたい。
 と言いますのも大磯町タウンウオ―キングで伺った吉田茂邸でヤッホー君、また変なこと聞いておりました。
「なんで富士山の方を向いて立ってないのかな…どっち向いてんだろ?」
 いっしょにいた仲間があとでパンフレットを見ながら、こう言い聞かせておりました。
「ここに『サンフランシスコを向いて立つ吉田茂像』って書いてあるわよ」
 アホなヤッホー君、絶句…

 5月2日土曜日は「八十八夜」ですが、河北新報の「社説」を読みませんか:

「日米間の交渉は、出口がすぐそこに見えている」。
 安倍晋三首相は米連邦議会で、そう語りかけ、環太平洋連携協定(TPP)交渉の早期妥結に向けて協力を要請した。
 交渉全体の合意に欠かせない、通商交渉権限をオバマ大統領に一任する法案の速やかな成立を求めたのだ。
 だが、待ってほしい。
「出口はすぐそこ」、つまり合意は間近と言われても、われわれ国民は、交渉の中身をほとんど知らされてはいない
 日米協議は、コメを含む重要5農産物貿易の現状維持を求めた国会決議を逸脱する形で進んでいるとされる。懸念された首脳会談での譲歩はなかったとはいえ、農業者らは不安を募らせている
 大統領と早期妥結を確認し米議会に協力を呼び掛ける。そのこと以上に首相がなすべきは国会と、国民と正面から向き合うことではないのか
 国会決議は、5農産物を「守り抜くべき国益」とし、その「聖域」が確保できない時は交渉からの脱退を求めた。そうした事態に陥ってはいないのか。判断材料すら提供されていないことは、国会軽視以外の何物でもない
 2年前の交渉参加表明に際し、首相は「交渉の進展に応じ、国民に丁寧に情報提供する」と明言した。空手形で終わるなら、国民無視も甚だしいと言わざるを得ない。
 国民代表の意思をないがしろにし、国民との約束をほごにする政権は「信」を得られないことを肝に銘ずべきだ。

(2015年05月02日土曜日付け河北新報「TPPと首相/国内軽視を改めるべきだ」)
http://www.kahoku.co.jp/editorial/20150502_01.html

 例えば安保法制に関する発言がそうだ。安倍首相は、集団的自衛権行使を可能とするような安全保障関連法案に関して「戦後初めての大改革です。この夏までに成就させます」と約束した。
 安保法制は次期国会で対立法案となるはずであり、慎重な審議が求められる。ところが安倍首相は法案提出前であるにもかかわらず、夏までの法案成立を米議会で言明した。これでは国会が「消化試合」になる。甚だしい国会無視であり、到底容認できるものではない。
 集団的自衛権行使をめぐって、国民世論は大きく割れている。憲法解釈変更の閣議決定に対しても反発の声が上がった。「積極的平和主義」の掛け声の下、日本が再び「戦争のできる国」となることを国民は危惧している。安倍首相は国民の不安に目を向けるべきではないか。
 過去の戦争に対する姿勢にも批判が出ている… 中国や韓国のメディアから「謝罪どころか自賛だけ」という批判が上がった。安倍首相はこのような批判を直視すべきだ。
 演説の中で安倍首相は「民主主義」という言葉を多用した。しかし、沖縄での選挙結果に背き、辺野古での新基地建設を強行する安倍政権の姿勢は民主主義とは正反対ではないか。
 米国への追従姿勢に終始し、国民、県民、日本の侵略行為によって傷ついたアジアの人びとを置き去りにするような演説であった。歴史に耐え得るとは言い難い。

(2015年5月1日付け琉球新報<社説>首相米議会演説、米追従姿勢は本末転倒だ」)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-242452-storytopic-11.html

 それどころか、安保法制の自公協議が整っていない段階で、つまり政府案ができていないのに、日米外務・防衛官僚の間で憲法9条違反の日米同盟強化という暴挙がまかり通っていたのだ。
 それなのに誰も反発しなかった。
 すべてが終ってから文句を言ってどうする。
 それでも野党が結束して本気で戦うなら応援したい。
 しかし、一強多弱の今の野党がどんなに反対しても安倍首相は聞く耳を持たないだろう。
 米国との合意を変えることは安倍首相には出来ないし、その気もない。
 だから安保法制法案は最後は強行採決される。
 その時、野党は安倍首相を内閣総辞職に追い込めるか。
 解散・総選挙に追い込めるのか。
 そこまでの覚悟が野党にあるのか。
 下手をすれば、解散・総選挙を恐れる野党を見透かして、安倍首相のほうから解散・総選挙に打って出るかもしれない。
 安倍首相のおごりもここに極まれりだ。
 その時こそ、新党「憲法9条」の出番だ。
 「憲法9条」が、増長する安倍首相を退治する時である。

(2015年5月1日天木直人のブログ「新党憲法9条の出番は意外に早くやってくる予感」)
http://new-party-9.net/

 そうなんです、ヤッホー君のこのブログでも時折りそうですねって採り上げてきた元外交官、天木直人氏は4月26日(日)、「既存のすべての政党、政治家が国民の利益を実現できない今の閉塞した政治状況を打ち破るべく、読者とともにまったくあたらしい政党をつくって新風を起こすことを決意しました」と新党をたちあげたばっかり、がんばってください。
 同じ4月26日(日)、ヤッホー君たちが大磯におじゃましたとき、最後に立ち寄ったのが「澤田美喜記念館」(大磯町大磯1152 Tel 0463-61-4888)、こんなことを:

 終戦が8月15日。
 それから1ヶ月後の9月15日、あの焦土と化した横浜に第一歩を印した進駐軍。
 そして、その日から、9ヶ月すぎた終戦翌年の1946(昭和21)年6月の末、私は朝のラジオ・ニュースをききました。
 そのニュースは、その暁に生まれた日米混血児第一号誕生の知らせでした。
 アナウンサーはことばをきわめて、美しく報道しました。
 これが戦後のアメリカと日本の最初の握手だとか、太平洋の両岸を結ぶ愛のしるしだとか…。
 しかし、進駐軍はその後、ふれられたくない微妙な点にふれたということで、このアナウンサーのクビをきったということです。
 占領下ではこの問題について、声を高くして語ることを許されず、ただヒソヒソとささやき合うだけでした。
 このニュースは、私の心のなかに長い年月ひそんでいたあるものをよびおこしました。

…『人間の記録、澤田美喜、黒い肌と白い心、サンダース・ホームへの道』(日本図書センター、2001年1月)135頁

 澤田美喜は資金集めに東奔西走します。天木直人だって、これからです:

 しかし候補者を立てるには一人600万円のいわゆる供託金と、新党憲法9条のような新たに作られる政党の場合は、最低10名の候補者を立てなくてはならない規則があります。ですから最低限でも候補者一人600万円の供託金x10候補者、つまり6000万円の資金が必要となります。
http://new-party-9.net/archives/517

 ミンシゅシゅギ、民主主義っていうけど、どうして選挙にこんなにお金をかけるんだろうね、きっと当選したら税金から、ヤッホー君には見たこともないようなおカネが払われるんだろうね、
 なぁ〜んだ、だっから、ナリキン芸者か、カネに飢えた亡者か、家族ビジネス、
 なぁ〜んだ、だっから、選挙で言う「お約束」なんて嘘っばかり、当選したいがための口八丁、手八丁、
 なぁ〜んだ…


(注)2014年12月の総選挙で、自民党に投票した主権者は、主権者全体の17.4%しかいない。公明党含めた与党全体で、主権者全体の24.7%しかいない。にもかかわらず4分の1弱の民意で一国の運命が決定されようとしている事態をここいらで、自分で考え、自分で行動にうつして、ストップさせないといけませんね!

posted by fom_club at 08:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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