2013年04月25日

東京山椒魚

 この間の土曜日、4月20日の楞嚴寺。
 山門から入ったすぐのところにある立て札で、「ヒメハルゼミ」と同じく、目ざとくヤッホー君が見つけたカタカナが「トウキョウサンショウウオ」。
「あれぇ〜?ここは東京じゃないよね、茨城県と栃木県の県境と思ってました!」って叫んで、「ウナ・セラ・ディ東京」(1964(昭和39)年ザ・ピーナッツのヒット曲)を口ずさんでいました(ヤッホー君ってホント、バカだねぇ〜)。

 これは「絶滅危惧種」です。

栃木県茂木町鮎田地区のトウキョウサンショウウオ生息地16.3ha は県の自然環境保全地域として指定を受け、町内有志で組織されたボランティアグループによりその環境が保たれています
(茂木町公式サイト)
http://www.town.motegi.tochigi.jp/motegi/download/1293.pdf

 栃木県宇都宮市でも、トウキョウサンショウウオの保全の取り組みが具体的に紹介されております:
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/dbps_data/_material_/localhost/sougouseisaku/shiseikenkyucenter/ronnsyuu0110.pdf
 
 もちろん都内でも調査研究が:

「里山」は私たちの先祖の知恵によって、自然を根こそぎ破壊することなく利用してきた結果、人間と生きものがともに豊かに暮らせる環境が維持されてきた場所なのです。
 トウキョウサンショウウオは、こうした「里山」の環境と利用形態に見事に適応した生きものとも言えるでしょう。
 東京都内では、多摩地域の東村山・東大和・武蔵村山・瑞穂・青梅。あきる野・日の出・八王子・日野の7市2町で生息が確認されています。
 いずれも里山環境がよく残された標高100〜300メートルの丘陵地です。
 しかし、東京という大都市が膨張するのにともない、比較的起伏が少なく、土地の改変もしやすいこの地域には、真っ先に開発の手が及んできたのも事実です。
 すでに40年以上にわたって、住宅地・ゴルフ場・学校・レジャー施設などが次々に造られ、生息地の多くが失われていきました。
 最初に発見された、あきる野市草花の生息地もゴルフ場の造成などで消失してしまったようです。
 このため東京都のトウキョウサンシヨウウオは、絶滅してしまうのではないかと心配されており、環境庁によって「保護に留意すべき地域個体群」として、レッドデータブックに掲載されました。
 しかし、生息地の開発がとどまることなく進んでいるにもかかわらず、都内全域にわたっての生息分布調査は、1979年以降20年近くの間行なわれることはなく、トウキョウサンシヨウウオの生息状況を充分に把握することはできませんでした…』

(1999(平成11)年5月6日付け 池の会通信 No.13)
http://www.comp.tmu.ac.jp/animal-ecol/ikenokai/tushin13.html

 「トウキョウサンショウウオ研究会」のサイトもございます:
(HP管理:八王子市南大沢1-1 首都大学・理工・生命科学 助教 草野保先生)
http://homepage2.nifty.com/tkusano/salamander/

『トウキョウサンショウウオ
 海岸地帯から標高300m程度の丘陵地帯や、低山地の湧き水のある雑木林に住んでいます。
 繁殖期は、1月中旬から3月位にかけて丘陵地の谷などにある水田や、池沼などの水たまりにバナナ形の卵塊を産みます。
 トウキョウサンショウウオの成体は、産卵場の周囲の林の中で、ミミズやモグラ、ネズミなどが掘った穴の中や、倒木の下などに隠れて単独で生活しています。
 また、全てのサンショウウオに言えることなのですが、暑さに弱く夜行性のため、産卵期以外では滅多に見つけることが出来ません。
 丘陵地に生活しているため、私たちにもっとも身近なサンショウウオなのですが、開発の影響をもろに受け、生息域が減少の一途をたどっています。
 また、繁殖期のあとには、卵が祭りの夜店などにも出回ることがあり、業者による乱獲も個体数減少に影響を与えていると思います。

 東京都の産業廃棄物処理場問題で、全国的に有名になった「日の出町第二処分場建設現場」は、トウキョウサンショウウオの生息地でした。
 しかも、日の出町では、トウキョウサンショウウオを町の天然記念物に指定しているにも関わらず、工事を認めている有様です。
 行政のバカ役人共は、いったいどういうつもりなんだろう?
 「人間第一」を大義名分に環境破壊を進めるつもりなのだろうか?
 環境破壊は、結局”時間をかけた自殺行為”に他ならないと思いますが…
 …今日も、トウキョウサンショウウオの鳴き声が聞こえる…』

(びっきぃとやまどじょう)
http://www.hkr.ne.jp/~rieokun/saramand/sansyouo/tksansyo.htm

posted by fom_club at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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