2013年04月24日

天然記念物 片庭 姫春蝉

茨城県の中央部、笠間市。
 「やきものの里」として知られていますが、緑豊かな里山の風景が残る町でもあります。
 いきものの命あふれる夏、里山のいきものと出会う旅をしてきました。
 オオムラサキやトウキョウサンショウウオなど、貴重ないきものと身近にふれあえるビオトープ。
 北限の生息地として天然記念物に指定されたヒメハルゼミ。
 江戸時代の殿様がわざわざ山中にあずまやを建てて楽しんだという大合唱を聴くことができました。
 里山の自然のすばらしさを、目で、耳で、触って感じました。

 夏の笠間は特にすてきです!
 山や田畑の鮮やかな緑と、広い空の青に癒やされました。
 ビオトープで、大人も子供も生き生きとしている様子につられて、自分も小さいころに戻ったように、虫や植物を発見するのが楽しかったです。
 ヒメハルゼミ(標本)の第一印象は「上品」なものでしたが、その姿からは想像出来ない声の大きさに圧倒されました。
 360度から聞こえる滝のようなごう音は、夏を感じさせました。
 取材中に「今日、鳴いた?」と聞きに来る近所の人が多く、地元の人たちのヒメハルゼミを大切に想う気持ちが伝わってきて、心があたたかくなりました

(旅:行ってみたい!「いきものあふれる夏の里山」(茨城県笠間市)
旅人:NHK水戸放送局 石井優香リポーターのオススメ「天然記念物の大合唱」)
http://www.nhk.or.jp/you-doki/archive/trip/20120723.html

 思えば遠くへ来たもんだ、ですよね。
 2004年っていいますからかれこれ10年も前のことになるのでしょうか、山歩クラブでは女4名男4名の計8名の仲間で、6月4日金曜日から7日月曜日まで、3泊4日で奥秩父を縦走する「山歩きの旅」をしたことがありました。
  1泊目は大弛峠2360mの大弛小屋
  2泊目は甲武信ガ岳2475m下の甲武信小屋
  3泊目は梅雨入りした日でしたね、雁坂峠2050m下の雁坂小屋
 3日目の夜。小屋の管理人から、ムカシお花畑の峠もイマはすっかり笹に覆われてしまって、と聞きながら、夜はストーブを焚き、ストーブを囲みながら、他に誰も客がいないので遠慮することもなく、身内で締めの酒盛りをしました。
 お天気祭りのはずでしたが、宴が終わってもバケツをひっくりかえしたように雨滴がトタン板に叩きつけ、その音にあまりよく、熟睡できませんでした。
 雨があがったのを確認して、翌朝早く、とにかく小屋をでました。
 きっと停滞とか滞留とかしないで、山旅も4日目、もう最後の日にしたかったのでしょうね。
 雁坂峠に登り返して、霧のなか、ジグザクの急斜面をひたすら降りて、峠沢の河原にでて、沢をポン、ポン、ジャポンと渡渉したりして、ようやく沓切沢橋へ。
 ここからは舗装された林道を歩いて、ようやく「雁坂峠入り口バス停」へ。

 この急斜面の下山途中にセミの鳴き声を聞いたもんでした。
 いまでもあの樹木からの「大合唱」が忘れられません。
 耳から離れず、しっかりアタマに残っています。
 それがエゾハルゼミ!
 クマも見ました。クマはヤッホー君を見たのか、モジモジ、ガサゴソ、逃げていきましたが…

 鳴き声までパソコンでは聞こえるんですねえ:
http://protist.i.hosei.ac.jp/pdb/Sampling/Organisms/Animals/Terpnosia_01/20070604b.html

 この西沢渓谷と甲武信ガ岳の間に生息していたヤッホー君のお気に入り、エゾハルゼミ Terpnosia nigricosta と、今回立て札でみた仏頂山のヒメハルゼミ Euterpnosia chibensis chibensis とは、いったいどこがどうどう違うのか…
 どちらもカメムシ(半翅) 目 セミ科 ハルゼミ属なのかな?
 そして両者はもちろん違うでしょうし、ヒメとあるくらいだからきっと、小さいんだろうとヤッホー君は思っています。
それは見た目だから、好きな樹とか、棲んでいる標高とか、いろいろあるんじゃないのかな…

 「茨城県生活環境部 環境政策課」の公式サイトには「自然」というコーナーが設けられています。
 ちょっとだけ覗いてみましょうよ!
 山歩クラブが土曜日の4月20日に歩いて来たところは「笠間県立自然公園」:

『鶏足山塊の南端部の仏頂山、富谷山を中心にした地域と、県のほぼ中央部に位置する佐白山、岩谷寺を中心とした地域が公園区域となっています』

『地質は国見山、仏頂山以北および富谷山における古生界と稲田、高峯一帯の火成岩に大別できます。
 この古生界、鶏足層群と呼ばれ、頁岩、砂岩の互層を主とし、チャートおよび石灰岩を挾んでおり、稲田一帯には大規模な花崗岩体が露出し、この花崗岩が石材として有名な稲田石で、部分的には閃緑岩質のところもあります』

『仏頂山付近の植物:暖帯林でありムベ、マンリョウ、ツクバネガシ、サカキ、ウラジロ等が多い。
 特にイズセンリョウ、ヤブニッケイ、キジョラン、キジノオ等県内でも稀なものが多い。
 これらの他岩谷寺付近及び桜川市富谷山、小山寺境内に暖帯林相を示す自然林が残させています』

『仏頂山近くの動物:片庭八藩神社、楞厳寺には国の天然記念物に指定されているヒメハルゼミの発生地として知られています。
 その他この辺ではミスジチョウ、クロシジミが見られます』

http://www.pref.ibaraki.jp/kankyo/02shizen/kouen/09.html

 自然っていろんな生き物が共存しているところ。
 それをフクシマのように人間の都合で、勝手に棲めなくさせてしまう、それを容認してしまうイマのこの国の住民ってバチが当ると思いますよってヤッホー君!

posted by fom_club at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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