2013年04月01日

田村尚子

 4月1日月曜日、今日はヤッホー君が感動したビデオ作品「ソローニュの森」上映会での、その感動の正体を考えることに終日費やしておりました。
 だって年度初めだというのに、まだ年度末のことが終わっていないんですもん。
 初めと終わりの境い目。
 もしくは初めもなければ、終わりもない中途半端。
 離脱していく時間が漂流して、しかしこれから過ごしてゆくであろう時間が濃い霧のなか。
 印刷で埋まった本のなかのある頁が終わったけど、次の頁を繰るまでにちょっと一休み、欄外にでているようなコーヒーブレイクタイム。
 もしくは幕間。

 なぜ、清澄白河の中村学園新館LADYが上映の場となったのか、でしたよね。

1月5日(土)は恒例の「深川七福神巡りサポート」の日です。
 12:00〜16:00に、本館7F空中図書館開放。
 生徒も頑張ってお茶やお菓子でおもてなしをします。
 吹奏楽部の演奏とサラリーマン文化芸術振興会によるお正月らしい演目も準備しています。

 そして、今年は新館LADYのCAFE MiyakoDoriも同時間帯で一般営業します。
 CAFEだけでなくオープンテラスと足浴も開放します。

 みなさんお誘い合わせの上、お気軽にいらしてください

http://www.nakamura.ed.jp/ladyblog/ladyblog/2012/12/post-19.html

 1月5日は土曜日、どうしてヤッホー君は中村学園をお伺いしなかったのでしょうか。
 きっとお屠蘇を頂き過ぎたか、おせち料理の食べすぎか、もちをお雑煮にする手間がかかりすぎたのか、なんだったんでしょうね、記憶をつかさどるはずの海馬がどうもヤッホー君、海の波に洗われてしまったのか、溺れてしまったのか、垣間見ることもなくなってきているようなんですって、サイキンは。

 中村学園の校長先生、10代目梅沢辰也先生の3月9日付けのブログ「卒業証書授与式」では、こんなことを:

『…4月には新館LADYがオープンし、ここの主になったみなさん。
 その名の通り GIRLからLDAYを意味している。
 新館は真下を地下鉄半蔵門線が走っている。
 その上に1Fにはプラットホームがあり、人が集まり、人が流れている。
 さらに2Fにはロビーがあり、人が立ち止まる居場所がある。
 出会いとコミュニケーションが創造される「場」、LADYを満喫しましたか?
 Cafe Miyakodoriでは、「何を誰とどこで食べる」が楽しくなったでしょ。
 何故、学校に、足浴なんだろう?
 頭で考えるより、友達と入ってみればすぐに分かる…』

http://www.nakamura.ed.jp/principal/2013/03/09/

 3月30日の上映会+座談会のあと、Plage(川島剛)、そして校長先生みづからのすばらしいご説明があり、思わずヤッホー君、こころのなかで大声で≪そうだ、そうです、そうなんですぅ≫って叫んでいたそうですぅ。
 つまり、学校って生徒の安全管理でとっても閉鎖的なクローズドな施設になってしまいがちなのに、中村学園は、地域だったり地域に住んでいる人たちや外部に開かれていて、その外部とのコミュニケーションをとても大事にする挑戦的な施設になっている、ということでした。ラ・ボルドとも似たオープンな開放性を感じます、っていうこと。

 ところで写真家、田村尚子の本に戻りますと、「画像」「映像」に拮抗して「文章」の匠さが浮き彫りになってくる素晴らしい書が『ソローニュの森』(医学書院、2012年)です。ぜひお読み下さい:

ラ・ボルドからパリに戻ったとき、私はなぜか「社会の檻のなかに戻ってしまった」と感じたのです
(ウリ先生への手紙、40頁)

医療秘書でもあり精神分析家でもある彼女は84歳になる。現在はパリに住み、数年前から週末にだけラ・ボルドにやってくるようにしたらしい。ブリベッドは、マニュアルの赤いプジョーをびゅんびゅんと走らせた
(ブリベッド、107頁)

ラ・ボルドは目に見える境界を引かない。実際に壁もないし、ドアに鍵もない。守衛さんもいなければ、ここにいる皆が私服だ
(境界と余白、110頁)

 3月30日の夜、100人ほど集まった大ぜいの若い聴衆の皆さんといっしょにこれから田村尚子の境界と余白を行ったり来たり、フォローしていきたいな。
 だって、会社に行ったって首から犬の鑑札券か米軍兵士の認識票みたいなのを青い紐つきで首からぶらぶら下げ、朝は一斉に「申し訳ございません」とか唱和(そのうち「君が代斉唱」)、口ぱくぱくもしていないと評価が下がったり、仲間はずれにされてしまう、嫌ぁ〜な「なんか変な空気」の漂う、檻のような、鉄格子の嵌った精神病棟のような日本社会なんだもん。

 田村尚子の公式サイトはこちら、下↓: 
http://www1.odn.ne.jp/~cbe35240/index2.html
 ビデオ作品「ソローニュの森」の予告編はこちら、下↓:
http://www.youtube.com/watch?v=oL0H2Cy9VQY

posted by fom_club at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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