2011年08月17日

江戸前

 8月17日水曜日、朝ウオーキングをはじめて5日目。
 三日坊主になんなくって良かった、本当は「けつげたな、なあ〜」という祖父の声に(怒っているのではない、諦め加減で物言う山形の方言、だからちょっと突き放された、見放された感じがして泣いたものです、幼少のみぎりに)励まされていたんですう。

 いつも通るといるのが、橋の下でいつも同じかっこうで本を読んでいるおじさん。
 このおじさん、鳩が頭を振って近づいてくると、本を片方の手で合せて音を出して驚かせて遠ざけるのですが、この音。橋の湾曲した天井のコンクリートに跳ね返って大きな音をだすんです。
 いつも漫画本を読んでいるのですが、今朝は違っていました、文庫本です!ちらっと見たら「メトロ文庫」と赤くスタンプが押してありました。今もあるんでしょうか。東京メトロの公式サイトでは検索できなかったのですが…
 駅においてある困ったときのビニール傘、なんておたがいさまのこころって、いまもまだ残っているのかなア〜、がんばろう日本!
http://media.excite.co.jp/book/daily/tuesday/003/

 いつも通るといる二人目の方は、病院前で天秤棒でなく、だからいくら築地が近いと言ったって魚を売りに来たわけでなく、あれはなんというのでしょうかね、点滴棒? 点滴柱? 点滴ホルダー? 点滴キャリー? 点滴バー? その点滴を抱えて、歩道との境石にいつものように足を組んで座って新聞を読んでいる患者のおじさん。
 天敵じゃ、ない、点滴については四国の今治市医師会の公式サイトで、ぜひチェック下:
http://www.imabari-med.jp/etc.htm

 温度管理された病室からほんのひとときでも逃げ出したい、どんなに暑くたって凍るような空気だって、自然の外気を胸いっぱい吸い込みたいって気持ちは入院した経験があれば皆さん、共有できるはず。でもごろごろひっぱって歩けるんですから、もう退院も近いのでしょうね、きっと。早いご回復を祈ります。

 いつも通るといる三人目の方は犬を三頭も連れて、川端に座ってパイプをくゆらしているおじさん。ところが今日はいなかったのです。実はこの犬、全員、三頭から吼えられてあれは三日目の月曜日。そう、昨日は吼えられなかったもん。
 いや、その、ほら、犬はホームレスには吼えないから、ヤッホー君のカッコウが悪い、汚い、臭い、というのに吼えたんでなく(そうかなあ〜)、実は犬をおちょくったからなのかも知れないんだ、手をこう、掌を上に餌が入っているような素振りで、ほら、振ったもんだから、
「わんころわんころ、ばかするな、こちとら高価な輸入食品、(カリフォルニア産)ドッグフードをお腹いっぱいたべたばかりじゃい」
「こりゃあ、おんどりゃあ、わんころわんころ、ばかするな、こちとら血統書付きやでえ」
と、雑種で貧民の破衣徒が脅かされた、ってなわけでぇして。ヤレ、ヤレ。

 いつも通るといる四人目じゃなくって、ね、水鳥、ヤッホー君は「鵜っしっし」と名づけています。
 今日も川面でヤッホー君のほうをじっと見つめていましたので、よし、「胸いっぱいに息を吸って、はい、息を停めてえ〜、行けえ〜」とこころの中でマイクを持って指示したら、はい、行きました。ってぇ、どこへ。あの、川底に泳ぐ江戸前の魚か穴子、目指して一直線。立ち止まってしばらく見ていたのでしたが、潜ったまんま、なかなか浮いてきません。
 「そらあ、寿司の種だよ、逃がすなあ」って、「がんばれえ〜」って声援して、また、ぺたぺたと歩みを続けていきました。
 
大川端に大っきく咲く夏の花、いいな、いいな。
 暑くって燃えるような夏も、いいな、いいな。
 
 濃い色した花々が朝日の方を向いて微笑み、
 そして行き交う人にも見て見て、と誘ってます。

 汗だらけの肌。
 腕から滴り落ちる汗。 
 
 川風がさあっと吹きわたってきます。
 
 ふたつだけご紹介:
ゆり.jpg

あさがお.jpg

posted by fom_club at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック