2011年07月17日

リニア・市民ネット

 缶けり、だって。そうですか。
 大好きな祖父が生きていた頃、まだ鯉が池に泳ぎ、山羊も鶏も小屋で餌を食べていたころのヤッホー君の遊びでしたね。
 これは鬼が見つけたら、缶のところに戻ってこなければ無効、そして見つけていない者に缶を蹴られた場合、無効。つまり、捕われていた者はまた自由になり、缶けりは振り出しに戻る、とても疲れるゲームなんです。
 いまの選民たちを見ているとまるでこの缶けり、ですね。何やってもいっつも振り出しに戻ってしまう、あるいは戻っていいんだ、みたいな空気が流れていて、一方、被災地やフクシマゲンパツ、被災者、難民、つまり現場は混乱。

 2010年8月= 連合(古賀伸明会長)は傘下の労組間で意見が割れていた原発政策について、初めて「推進」を明確に打ち出した。
 2010年10月= 菅内閣は、官民一体でベトナムの原発建設を受注。同時に経産省主導で2国間の調整のため、電力9社とメーカー3社(三菱重工、日立、東芝)の連合体「国際原子力開発」を設立した(その後、菅の脱原発表明が業務に影響しているかと思いきや、国際原子力開発は「政府から『脱原発』の指示や説明はない。粛々と業務を進めています」(広報部)と答えた)
 2011年5月= 連合は東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて原発推進政策を凍結し、新規立地・増設を「着実に進める」としてきた方針を見直す。26日午後の中央執行委員会で決定する。
 しかし幹部リーダー諸氏は社会との接点も見失ったカタツムリ、牛歩戦術どころではありません…そりゃあ、労組の幹部も、労働者の委任を受け、政労使の調整に大忙し、寝食を忘れて文章をつくって単組にゲキを飛ばし、汗をかいて、かいた汗は生ビールで補給しているそうですから…。
民主党最大の支持母体である連合の古賀伸明会長は7月14日木曜日(フランス革命記念日)の記者会見で、エネルギー政策の見直しに向け議論を開始する方針を明らかにした。連合は東京電力福島第1原発事故を受けて、従来の原発推進の主張を凍結。古賀会長は「震災から4ヶ月たち、これからのエネルギー政策を検討しないといけない段階になった」と強調した
(時事通信7月14日22:28付けブログ版)

 その革命記念日の前日、2011年7月13日= 菅首相は「原発に依存しない社会を目指すべき」と高らかに脱原発依存社会を掲げた。
 しかし、…動員型市民運動のリーダーとして駅頭でぶった街頭演説だったよう!
 7月15日金曜日になると、『菅首相は15日の衆院本会議で「将来は原発がなくても、きちんとやっていける社会を実現していくと、私の考え方を申し上げたところであります」などと述べた。
 政府の大方針かとみられたが、私的な考え方へと、一気にトーンダウンしてしまった

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00203489.html
 
 同じニュースでこんなことも…へえ〜。なんとア缶は、おれには何でもできるとまた缶ちがい!
『「FIFA女子ワールドカップ ドイツ 2011」の決勝戦に、政府専用機を使って観戦に行くことを一時、検討していたことが明らかになった。結果的に断念した理由は、自らの不人気ぶりだったとみられている』

 また7月14日革命記念日、つまり菅首相が脱原発方針を表明した日の翌日になると…、
トルコの首相あての祝電の中で、引き続き、原発の売り込みに意欲を示していたことがわかった。政府関係者によると、菅首相は14日、6月の総選挙で勝利したトルコのエルドアン首相に、両国の協力関係の継続を求める祝電を送り、その中で、原発の受注交渉の継続を希望していることがわかった。菅首相は、前の日に原発のない社会を目指す考えを示したばかりで、原発の輸出を進めることとの整合性が問われるとみられる
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00203497.html

 次元が低い、一貫していない、プリンシプルがない、公私混同、時局・時勢を読みながら、延命をはかる道筋だけ探しているサイテイなリーダーと言わざるをえません。

 ゲンパツ以外にも実は…、そのひとつがリニアです。ムカシの大石武一(1909-2003)ほどの見識、尾瀬を残した信念のある政治家はモウ、いないようで。
『中央新幹線は、本年5月に、国土交通大臣により、南アルプスルート・リニア方式による整備計画が決定され、東海旅客鉄道株式会社へ建設指示がなされたことから、飯田下伊那地域への中間駅設置が確かなものとなった』
 ヤッホー君のブログ、2011年2月7日付け日記『大鹿村』で、指摘していた「リニア中央新幹線」ですが、明日7月18日月曜日(祝日、海の日)14-17時まで男女共同参画推進センター、ソレイユさがみ・セミナールーム1(JR横浜線、京王線・橋本駅北口下車、スーパー・イオン6階、Tel 042-775-1775)で緊急シンポジウムが開かれます!参加費は飼料代としてワンコイン500円。
http://www.soleilsagami.jp/index.html
 ヤッホー君の下町からは、都営新宿線の笹塚で京王線に乗り換え、1時間ちょっと、交通費片道700円弱でした。

 タイトルはビックリマークとクエスチョンマークだらけ:
『どうする原発! どうするリニア!原発とリニア、この二つは無縁ではありません!相模原市に駅誘致2200億円!私たちの生活はどうなるの?』
 そりゃあ、そうですよね、だった皆んなに節電、節電と呼びかけ、電気が足りないから冷房設定温度を30度にしよう、なんて熱中症もものともせず、耐乏生活、窮乏生活を送っているのに、電気使い放題のリニアをわざわざ作るんでしょう、それも地震の巣のようなところに、しかも南アルプスにトンネルを掘って換気口を、南アルプスの女王さまの許可も得ずに開けて、モウこれだけでも許しません。
 ヤッホー君の2011年3月20日付け日記『忌野清志郎』の歌のよう、やっぱり電気は余ってたんですね。
 司会は川村晃生(1946年甲府市生まれ、現慶応大学文学部教授、リニア・市民ネット代表)です。
http://www.gsn.jp/linear/news/20110718.pdf

 先生はこう語りかけています:
高度経済成長後、日本人の最大の問題は、幸福の哲学を語ってこなかったことです。企業や社会は、効率や利潤を最優先に人々を働きづめにした。その結果、うつ病で体を壊すなどして追い込まれ、年間3万人の自殺者を出すような国にしてしまった。これまで文学や哲学など、私たち人文学の研究者は象牙の塔に閉じこもりがちで、社会問題への働きかけが弱かった。もっと人間の幸福、命という観点から切り込んでいく責任があると思います。
 人間不在、効率優先の考え方が、リニアの問題に凝縮されているのです。発展ばかりを追い求める20世紀的な価値観からは、もう離れるべきでしょう。文明、社会を見直し、身の丈に合ったものにしなくてはなりません

(朝日新聞マイタウン山梨、ウエブ版)
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000641103230002

posted by fom_club at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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